2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧
前回の煎茶碗を含む五客組。一客一客、絵変わりです。 どれも細かさと画趣の高さでは同等。煎茶碗ワンセットに どれだけの手間をかけているのでしょうか。 幸いなことに共箱が残っているので、作者がわかります。 「吉造製」とあり「陶山」という号が印でお…
技術は蓄積されるものです。 個人でも集団でも、そう言えると思います。 ただ、“細描”という技術に関してはどうなのでしょう。 たとえば、色の調合だったらわかります。 先人が編み出した基本に 後進が新たな調合を加えていけば、 後になるほど技術は確立し…
前回のような赤絵金彩に、今度は多彩な色が加わってきます。 これも明治期、特に金沢九谷でよく見られるスタイルです。 画像は茶摘みを描いた風俗画ですが、 源氏物語の場面や、六歌仙などが描かれることが多いです。 これは煎茶碗なので国内向けでしょうが…