昭和初期に書かれた「定本九谷」で、 著者の松本佐太郎が 「古九谷の真模を鑑別する秘訣のうち、最も確か」 と紹介しているポイントがあります。 この折れ松葉文です。 簡単なようでいて「心憎いほどのうまさがあり」、 古九谷写しを手がけた名工、松本佐平…
小品でも、時に天才が手がけたとしか思えない 古九谷があります。この角小皿はその一例です。 絵手本に由来しないオリジナルの意匠と思われます。 山の稜線を数式グラフの曲線のように極限まで抽象化。 樹木や家屋、三重塔なども、実際の大きさや 遠近感を…
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